昨年9月から始まった浜田省吾さんのアリーナツアー「ON ThE ROAD 2023 Welcome back to The Rock Show youth in the "JUKEBOX"」、先週末の有明アリーナでの2公演をもって無事にフィナーレを迎えることができました!
ツアー全体を通して、ものすごい熱量と底抜けの楽しさ、そして力強さと希望に満ちた、素晴らしいコンサートだったと思います。こんなステージを描き、中心に立って、目に見える形と音へとみんなを引っ張って行った浜田さん、本当にすごい。
最終回が終わって一番に心にあったのはそんな思いでした。
なんだか言葉が追いつかないような、でも何か語りたいような、今もそんな気持ちです。
そもそも最近、自分がステージに立つ時でも、客席でライブを観させていただく時でも、その瞬間の密度が濃く燃焼できた時ほど、ただただ、いい時間をありがとうという透明な気持ちになって、なかなか言葉が綴れないのです。
しかし、おかげでブログが存続の危機なので(笑)!(こないだ久しぶりに開いて、去年の1月から更新していないことにギョッとしました^^;)今年はもう少し動かしていこうという気持ちになって、旅の思い出を残すべく久しぶりの投稿をしている次第です。
音沙汰のないブログなのにもかかわらず、時々様子を見にきて下さる優しい方々に感謝をこめて、更新をひっそりと再開してみます。
まずは我らが町支寛二さんと中嶋ユキノちゃんとのコーラスチーム!
今回は全体のツアーリハが始まる前に、ユキノちゃんと二人でリハスタに入り、お互いにこの曲はこんな鳴らし方がいいんじゃないか、町支さんと合わせた時に、より浜田さんバンドのコーラスらしいハーモニーになるんじゃないかと意見をシェアする時間がありました。口の開け方とか声の共鳴の位置などいろいろ試して、コーラスサウンドにより厚みが出てきた気がします。そんな二人をニコニコ見守りつつ、浜田さんとハモって50年のお手本を見せ続けてくれた町支さんTT
おかげで毎回のステージでのハモりが今まで以上に多彩かつ一体になれて、とても楽しかった!特にツアー中盤から終盤にかけてはPAチームとも連携がとれて、どんどんサウンドが変わってきました。
大リスペクトのお二人です。
今回は楽器もいろいろと担当させていただきました。
シンセは、福田さんと小田原さんのバンド「小福」で特訓していただいた流れから、今ツアーでも手の足りない箇所で少しだけ弾くことになりました。私のパートはごくシンプルなものですが、単純なフレーズほど緊張感がつきまとうということを嫌という程実感^^;。でも、リハーサル期間に浜田さんから「音楽に入り込んでしまえば大丈夫だから」と声をかけていただいた通り、本番での演奏は常に楽しく、またバンドのサウンド作りの一端に触れられてすごく勉強になりました。
カウベルは、小田原さんや楽器スタッフの田中さんから叩く角度などのアドバイスをいただいていましたし、マラカスはトランペットの五反田さんがすごく上手で、サルサっぽい振り方を手の空いた時間によく教えていただいてました。ツアー中はこういうのが本当に楽しい。
メインステージからセンターステージを見守り中^^
毎度、会場中央で演奏する時のメンバーのみなさんは本当に楽しそうで、ビジョンに映る姿が輝いていて、何ていいバンドなんだと思いましたね。会場中のお客さんがセンターに向かって拳をあげる時の光景は、圧巻でした。
メインステージの通称「お留守番組」のコーラスとホーンチームも、目一杯盛り上がってましたが!
そのメインステージでの、私の通常ポジションからの視界。
こうして写真で振り返ると、すでに懐かしいというか、終わっちゃったんだなぁという気持ちになりますねぇTT
会場がアリーナということで、お客さんからのエネルギーも、ホールの時以上に、大きな一つの塊になって迫ってくるようでした。浜田さんが登場する瞬間の、出会い頭のビッグバンみたいな盛り上がりで、いつもこちらもパワー満タンになります。
一つ一つの歓声と拍手の背後にある感動が、熱気の渦になって巡っていくのを感じながら泳ぎ続けた20公演。本当に得難い貴重な時間でした。
私自身、ここでいただいた時間が、先の日々へと背中を押し続けてくれている気がしています。
ご一緒できた方々、関係者の方々にとっても、ここからのそれぞれの日常が輝くものでありますように。
素晴らしいツアーを、ありがとうございました!!