もういくつ寝ると

お引越し～

がやってきます。

早かったなぁ、今の街に住んで一年半。
自分の街と思えるまでずいぶんかかったものです。

小さい頃から、引っ越しって自分が毎日目にするものを
根こそぎ引っこ抜かれるようで、なかなか適応できなくて・・。
たとえ必然と分かっていても、新しい土地で羽を伸ばせるのには
時間がかかります。
もどる場所のないまま旅に出ている感じですかね。

しかしもう今は部屋とも街とも大の仲良しで、今度はそこから出るのが
一苦労（笑）。念願の、日当たりがよくて楽器も演奏できる部屋が
見つかったというのに、申し込みをしてから3日間は
せっかく馴染んだ部屋やご近所さんを離れるのが寂しくて
「審査に落ちたい」と節に願っておりました。


そして見事通りました（笑）。



ベランダの向こうにマンションが建ち、空が見えなくて最初は
全然落ち着かなかった今の部屋は、慣れてみると
手頃な小ささも冬の暖かさも、柔らかい色合いにもとても安らぎます。
内側にこもる時期にはきっと良かったんだな。

周りには女性が一人でやっている大好きなお総菜屋さんやカフェが
あって、八百屋さんや肉屋さん、花屋さんはいかにも商店街のノリで
おしゃべりしながら買い物できるのも楽しかったです。

すぐ近くには毎日挨拶して通った大きな木もあったし、
そしてちょっとしたお裾分けや「今飲んでるよー」「今日鍋だよー」と
気軽に呼んでもらえるご近所のお友達がいてくれたのが本当に嬉しかった。



・・・もう書いてると何で引っ越すんだ？という気持ちになってきますが（笑）
旅立ちの時ですねー。

せめてピッカピカに掃除して出て行きます。
1年半ほんとうにお世話になりました。

ありがとうーー！！