2014-09-29

ちょっとマニアックな話ですが・・・


うちのキーボードの横ですくすくと育っているフィカス・ウンベラータ。
クワ科イチジク属の、ハート形の葉っぱが心なごむ観葉植物です。

去年の誕生日にもらった時には30cmくらいの高さだったのが、
今年は春からずいぶん伸びて、葉一枚でも大きいものは私の顔くらいあります。

何でしょうね、この優しい葉の形や、新芽を出すときの独特の形態が
とにかく好きで、また植え替え後の成長の仕方なんかにも人生や哲学に
通じる所があり、ウンベラータを語りだすと止まらないんですけれども、
(それについてはまた別の機会に書きますw)
今日は最近葉の枚数が増えるにしたがって感じている事を。

このウンベラータを下からのぞき込むとこんな感じです。
・・・分かりますかねぇ、とにかく一枚一枚、太陽の光を浴びる向きに対して
極力重ならないように見事な連携プレイ。
いやウンベラータに限らず植物は大抵こういう風に葉を配置してるんですが、
特にこの品種は葉が大きいので、そのやり方がよく観察できるんですね。

新しくてっぺんから増えた葉は、どの方向に伸びるかしばらく
「あっちでもない、こっちでもない」と様子を伺っている時期があり、
また元からあった葉もそれに合わせて自分の居場所を微調整してるようです。
つまり、若い世代は誰ともかぶらない自分の方向性を探し、
上の世代はでーんと構えながらも若い世代の存在に刺激を受けて
自らを再構築する。
・・・人間の世界と似ていないでしょうか(笑)。

素晴らしいなと思うのは、それが単純に自分さえ生き延びればいい!
という競争の原理みたいな感じからではなく、
最終的にそうやってみんなが日の光を浴びる事で
結局それが樹全体の成長(そこにはもちろん自分の生命も含まれる)に
貢献できる事を、おそらくどの葉も知っていることです。

そんなことを考えていると、植物の偉大さに頭が下がるばかり。



人と人も、たぶん根っこはつながっている。
だとしたら、生かし合い、お互いの成長や幸せを喜び合うようなことが、
本当はもっと楽にできるんじゃないかな・・・と思うのです。

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