真昼の青い月

４日、真昼の月　夜の太陽で弾き語りでした。
ありがとうございました！

 近年一番たくさんライブをさせてもらったお店で久しぶりに
歌ってみると、過去の自分に出会うというか、
かつてどんな思いでここに立っていたかや、どんな風にここのピアノと
接してきたかなどなど、つぶさに思い出す瞬間が何度もありました。

・・・特にピアノには、本番中（本番後も）けっこう謝った（笑）。
今までかなり高圧的な弾き方をしたこともあったし、
この子が本来持っている音を信頼せずに、思い通り操ろうとしてきた事を
突きつけられるような感覚が何度かやってきました。

そうやって過ごした３０分のライブの間には少しずつ和解が訪れ（笑）、
ありがたくも頂いたアンコールで歌った「Lullaby」では、
本当に優しい素敵な音で歌を支えてくれました。
音楽を表現する仲間として一緒にステージに立ってくれている楽器と
こういう体験が出来たことがすごく嬉しかったです。

ピアノって、自分の楽器を持って歩けないから行く場所行く場所に
ある楽器との出会いが本当に大事で、だから特にそう感じるのかも。
ほかにも各地に謝りたいピアノはいっぱいいますね・・（笑）。

あと、自分のからだや喉や、歌わせてもらいながら本来の輝きを
表現してあげられなかった曲達。
その時持てる一番いい空気を共有させてあげられなかった
お客さんやミュージシャン仲間やお店にも。

決して後悔と自責の海に溺れている訳ではなく（笑）、これからも全てが
完璧ということはないでしょうけれど、とにかく
こういう気持ちからもう一度始めて行きたいなと思います。
今表現したいことや、音楽を通して広げていきたいのは
そういうことだから。


あと、毎回ステージの上で下でいい出会いをくれるのもこのお店ならでは。
昨日も対バンの皆さん素敵でした。ありがとう！