一年が終わろうとしています。
今年は何だか、一言でまとめるのが難しいくらい色んなことがありました。
その中でささやかながら印象的だったできごとを一つ。
今年の後半は浜田省吾さんのツアーに参加するために、3泊から最大5泊ほど家を空けることがあったのですが、一つ気がかりだったことがありました。
うちの植物たち!
留守中の水やり問題はいつも頭を悩ませています。
以前は長期の外出時はご近所で預かっていただいたりもしていたのですが、今年は色々考えたあげく、少しずつ水やりの頻度を減らしながら乾燥に慣れてもらって、そのまま家で耐えてもらうことにしました。
毎回ドキドキしながら帰宅していたのですが、若干シナシナになりながらも何とか持ちこたえてくれているのを見てホッと一安心。思ったより丈夫に育ってくれていました。
それどころか、寒さも本格的になってきた11月のある日。
旅から戻って鉢を見たら、何年も花をつけていなかったラベンダーとローズマリーが、しっかり小さな花を咲かせていてビックリ!
どうやらこのハーブたち、このくらいカラッカラに追い詰められた方が、花を咲かせるスイッチが入るようで、今までが手をかけすぎてたんだなぁと、思わぬ発見をしました。
(熱帯系の観葉植物は、やはりもう勘弁して〜という感じでしたが・・・^^;)
何ということはない生活の中の小さな一コマですが、植物の生命力とその仕組みに、ハッとさせられるできごとでした。
そうやってピンチだと思っていたことが予想外の形で大事な発見をさせてくれた、ということが、今年は仕事の場面でも日常でもたくさんありました。人にも、自分にも、ピンチを引っ繰り返すような時に初めて見えるものがあるんだなと。
ライブやレコーディングや日々のあらゆる局面で、出会ってくださった方々、一緒の時間を過ごしてくださった方々、見守ってくださっていた方々に心から感謝しています。
本当にありがとうございました!
自分自身どこに向かっていきたいのか、覆いを振り払うようにしながら見つめなおせた一年でもありました。来年また、より良い形でお返ししていけたらと思います。特に、アルバムとか、ライブとか、アルバムとか、アルバムとか・・・
日々の歩幅でしか音楽活動も進んでいけない人間だなとつくづく感じていますが、おつきあいくださる皆さまの寛容さを褒め称えつつ、来る年もどうぞよろしくお願いいたします。
元気で、よいお年をお迎えください!