2014-07-25

プラハ・コーラル・フェスティバル

行ってきました!そして帰ってきました!
プラハ。からのドバイ。

まだ完全に時差ぼけのまま夜生活してますが、記憶が
薄れないうちに旅の記録をがっつり書き留めておこうと思います。



飛行機は行きも帰りもエミレーツ。噂どおりナイス・サービス。
私は使わなかったけど、4時間以上の乗り継ぎ時間で空港のお食事券くれたり、
8時間以上で無料のホテル手配など、さすがお金持ちの国の航空会社は
太っ腹です。
スチュワーデスさんのこのユニフォームが好きです♪
乗り継ぎのドバイ空港も、何と言うかハイセンス。
あと、機内食の野菜が、ちゃんと野菜の味がした(笑)。
これかなりすごいことだと思うのです。
行きは2便とも隣が空席で、のびのび座れたのでかなり快適でした。
しかもほとんど1時間巻きで到着。すごいぞエミレーツ。


そしてプラハに到着。
空港からホテルまで、自力で行くものと思っていたら、到着ロビーに出た瞬間
サプライズで17年前のスタッフのLuckaがニコニコ立って
迎えに来てくれていました!嬉しかったなぁ。
ホテルに着いてからは、続々と再会のハグとはじめましてのご挨拶。
会った瞬間に、時間が巻き戻るよう。


着いた日はまだ何もスケジュールがなかったので、ルームメイトと夜の街に
ご飯食べに出かけました。聞きしに勝る美しい街、プラハ!
サマータイムのせいもあって、夜は9時過ぎまで暗くならないので
夢中で歩きまくりました。
・・・というか2人とも軽く道に迷いました(笑)。
ホテルに着いたの12時くらいだったもんな(笑)。
初日のここでの疲労が、後々響くのですが・・・
街もお城もゆったり流れる川も、とにかく美しいのです。




翌日からはさっそくリハ。毎日6時間みっちりと。
各20〜30分あるクラシックの大作を3曲なので、5日間のリハは
それなりにハードでしたが、やっぱりこうして音のピントが
どんどんクリアになり、160人あまりのメンバーの視線が一つになっていく
そのプロセスが何より楽しい。
日々、成果が目に見えていきます。
クラシックならではの母音や子音の扱い方、リズムの捉え方など、
学ぶ事も多かった。

で、夜はほとんど街での観光や、一緒に参加している合唱団による教会での
コンサートなど、お楽しみの時間が用意されてました。

で、日々こういうことをやってるうちに、やっぱり皆仲良くなって
いくんですよね。今回歌うメンバーとして参加したのは大学生から
かなり年配の方々まで、年齢も出身地もバラバラでしたが、
ふとホテルや町中ですれ違う時に、誰かがふと練習中の曲を口ずさんでたりすると、
お互いもう一気に親近感がわくのです。
「だよねー、頭ん中回ってるよねー」みたいな(笑)。
「ピッチ低いよ」とか(笑)。
音楽やっててよかったなぁと思うのはこういう時ですね。
あんまりよく知らない誰かとでも、一気に距離を縮めてくれる力。
言葉を超えた所で、同じ音、同じ空気の中で「いいよね」と言い合えるのが
とても嬉しい。


・・・こうして迎えた19日のスメタナホールでの本番。
ゲネプロで初めて一緒になったオーケストラの生音に感動!
また、残響を天に吸い上げるようなホールの響きが素晴らしく。

リハを終えてみな笑顔。

本番は、あっという間でした。
ここからは、イベントの公式写真を拝借します(笑)。
どこにいるか、分かったら偉い(笑)。

いずれも、Youtubeで色んな音源が聴けるので、よかったらどんな曲か
聴いてみて下さい。
曲や演奏者、指揮者、オーケストラ、さらにホールの響きがあってこその
音体験ができて、ほんとに来てよかった!
今回の2名の指揮者のうち、右のRyan Boardは17年前に参加した
クワイヤではアシスタント・コンダクターを努めていて、彼自身も
元々初代のアメリカ代表として歌っていたメンバーでもありました。
ちょうどキャリアの初め頃に出会っていた彼が、17年後に
この大舞台でスタンディング・オベーションを受ける姿をステージから見られて
とても嬉しかった。今回一緒に参加していた当時のメンバーはほとんど涙目(笑)。
おめでとう!

プラハのお客さんにもとても喜んでもらえたようで、よかったです。
ホールの通路を抜けて楽屋に戻るまでの間にも、色んな人に声をかけて
もらいました。
本番終わってはしゃぐの図。

翌日、最後のオフ日は、仲良くなった10数名でバスをチャーターして
近郊のお城へ行き。
夜は(まだ明るいけど)メンバー全員で川上クルージング。
さらに、夜はホテルに戻って時間の許す限りしゃべり倒し、
最後の最後までプラハの街と人との出会いを満喫しました。

こうやって同じメンバーが揃う事は二度とないと思うけれど、
お別れを言うのが寂しくなるくらい一緒に楽しい時間を過ごせたんだと思うと
本当に濃厚な、貴重な1週間でした。


帰りのドバイ乗り継ぎでは、深夜12時の到着にも関わらず友人夫妻が
迎えに来てくれて(涙)。朝まで一緒に過ごし、ドバイの街を案内してくれました。
深夜でも気温は35度!昼間は50度を超えるそうです(汗)。
夜に来てよかったのかも。
しかも、ちょうどイスラムの断食期間中だったため、飲食店は昼間どこも閉まっていて、
日没後にようやく店が開き始めるとのこと。
確かに、世界最大のショッピングモールも、人はまばらですが1時頃まで
ばっちり開いてました。
超近代的なビルの並ぶドバイも、つい15ー20年前までは一帯が砂漠だった
そうです。朝になり、友人のマンション裏の駐車場側を見ると
なるほど、名残が。
数キロおきに現れる美しい夜のモスクや人々の白い服装など、目を奪われるものが
たくさんあったけれど、もはやここでは力つきていたようで・・・
写真をほとんど撮れていないのが悔やまれますTT

ドバイ、また行きたいなー。




とにかく、まとめますと、いい旅でした(笑)。
たくさんの友達に恵まれて、ずっと笑っていた気がします。

そして、どんどん地球が小さくなっていくのを感じます。

あらゆる土地で、あらゆる人と美しい事や楽しい事をシェアできるんだと
思える一方で、今回一緒に歌うはずだったロシアの合唱団が
「今ウクライナ近辺の上空を飛行するのは避けたいから」との理由で
直前に参加をキャンセルし、そのわずか数日後にマレーシア機撃墜のニュース。
私も行きの飛行ルートは若干かすっていたので、誰の身に起きても
おかしくない出来事だったと思わざるを得ません。

 今この瞬間生きて、自由に語り旅もできる身で、日々出会える人に
何を与えたいか、どういう人間でいたいか、たくさんヒントを
もらった旅でした。権力ある立場にある人達が変わるのを期待する前に、
自分を変える事でできることはたくさんある、とも。

体力つけて、また出かけようと思います。

2 件のコメント:

  1. 久しぶりです。

    プラハのイベントの写真、
    MIXは、前から2列目・向かって左から7人目でしょう。

    話し変わって、8月5日のライブ、
    LIVEの欄に詳細がないので、教えて下さい。

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  2. lion69cafeさま>
    ををを・・・写真、よく分かりましたね?!
    正解です・・・!

    そして、ライブ詳細の更新・・すっかり忘れてました!(ヤバい!)
    すみません〜&ご指摘ありがとうございます。
    右のライブ情報欄に最新情報をアップしましたので、
    よろしくお願いします!

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