週末からプラハへ！

１４日から始まるプラハ・コーラル・フェスティバルに、
コーラスメンバーとして参加すべく、今週の日曜からチェコに行ってきます！
環大西洋周辺を中心に集まった３００人くらいのコーラス＆オーケストラ
（＝夢のチェコ・ナショナル交響楽団）で演奏。

本番はこんな感じだそうです。

http://www.pragueproms.cz/en/program/united-choirs-prague-proms-2/

絶対ヤバい。楽しみ！！

1997年に、NGOワールド・ビジョンが主催する超多国籍（４６！）クワイヤで
平和と貧困対策をテーマにした３ヶ月間・４カ国のツアーに参加したのですが、
その時のチェコ人とアメリカ人の指揮者が中心になって
今年のこのフェスをオーガナイズするということで、
私も参加させてもらうことになりました。

かつてのクワイヤのメンバーの何人かに再会できる事もそうですが、
またこうしていろんな国の人と歌える事が何より楽しみです。


１７歳で体験した当時のことは、今でも多分生涯で一番の衝撃で・・・
ありとあらゆる国から集まった人間が、歌い出した瞬間に一つのうねりの
中で解け合える音楽の力を強烈に焼き付けてくれました。

さらに、どの国へ行っても、それを見たお客さん達が熱狂し立ち上がって
涙を流して拍手してくれた光景は一生忘れません。
当時も今と変わらず、ニュースを見れば平和など信じられないような事が
たくさん起こっている中、
例えそのステージ、そのツアーの中だけでも、
人が文字通り人種も国籍も越えて一つになれることに、
行く先々で誰もが感動してくれた。
（メンバーは今でも大の仲良しですけどね。）

夢物語とも思えそうなそんな景色を、本当の心の底では
願わない人などいないのだと思います。



その感覚を口だけでは伝えられなくて、
また現実に大きなギャップも感じ、日本に帰ってからは
なかなか人に説明できずにいました。

でも、ああいう夢を見れる若い人を世界中に育てたいと
心血を注いであのプログラムを組み、そこに呼んでくれた人達がいたこと、
また今の世界を生きている間に自分ができることを思うと、
やっぱりあの体験を、ただの若かりし頃の個人的な感動体験としては
しまっておけない気が年々していて。

１７年後にもう少しだけ知識や行動力を備えた大人として、
今年また、身一つで行ってきます。
イベントとしての毛色は少し違うけど、もう一度あの感覚を思い出して、
ここから始めたい。
もっとシェアしたい。

ちなみに、もちろん事前に曲の予習していかなくちゃいけないんですが、
３曲と聞いて超余裕と思っていたら、各曲２０〜３０分越えの
クラシックの大曲ばかり・・・。譜面にして計１００枚越え。
（オーケストラと４声の譜面だからというのもあるけれど。）
歌詞はいずれもラテン語。

そりゃそうですよね・・・

ガンバリマス。